集中訓練プログラム 第9期生報告集「やってみようが見つかる本」のご紹介
『DTP集中訓練プログラム』とは?
この報告集は、厚生労働省の委託事業として実施している若年無業者等集中訓練プログラム(通称:集中訓練プログラム)の一環として制作されました。
このプログラムでは、地域若者サポートステーションに登録した若者が一定期間ともに活動し、コミュニケーションスキルを培ったり、生き方・働き方などについて模索しながら多様な学びを体験するものです。
今回は、この『DTP集中訓練プログラム』の第9期生の報告集より、記事を一部抜粋し、ご紹介いたします。
「やってみようが見つかる本」むさしのサポステプログラム紹介
この冊子は、むさしの地域若者サポートステーションという若者たちがやりたいことやれることを見つけるために、さまざまな場を行き来しながら、仲間やスタッフとともに考え、支え合い、学び合い、就労をサポートする支援機関が行っている様々なプログラムを紹介するために、集中訓練プログラム生がつくったものです。
集プロ生が聞いた特集記事 「となりのパン屋」(毎週水曜日開催)
※記事を一部抜粋しご紹介します。
活動の様子
(『となりのパン屋』とは『風のすみか』というパン屋で行っている配達サービスです。)毎週水曜日に、70歳以上の単身、またはどちらかが70歳以上の夫婦二人暮らしのご家庭に配達しています。地域は武蔵野市なら御殿山・中町・本町・、三鷹市なら上連雀・下連雀・牟礼・井の頭と、自転車で30分以内の範囲での配達にしているそうです。お互いに意味のある出会いをしたいとのことから、このような条件を設けています。
お客さんの反応
参加している若者に、印象に残っているお客さんの反応について聞いてみました。
Aさんが印象に残っているは車いすを利用されているお客さんです。『風のすみか』に興味がありましたが利用する機会がなかったそうです。あまり外に出る機会がないため、配達に来てくれる若者と会えることが嬉しい、パンもおいしいと喜んでくれたことがうれしいと語ってくれました。
Bさんが話してくれたのは、よく頼んでくれるご家庭のお客さんです。水曜が祝日だったため2週間ぶりの配達となった際、待ち遠しかったと喜んでくれたのがうれしかったそうです。
『となりのパン屋』のこれから
『となりのパン屋』のこれからを尋ねてみたところ、各家庭への配達だけでなく、地域で高齢者が集まっている場所での販売を考えているそうです。配達件数を増やして売り上げを増やすことより、面白がって行ってみたい、会ってみたい、話しながら考えていきたいと、話してくれました。サポステは仲間に出会えたり、成長していくのを嬉しいなと思えたりする場所。否定されない、怖がらなくてもいい場所があることを知ってもらいたいと話していました。
※他にも沢山のサポステプログラムを掲載しています。冊子は『むさしのサポステ』にありますので、ご覧になりたい方は、スタッフまでお声かけください。
最後に
Y・D (文章作成担当)
本冊子を最後まで読んでいただき有難うございます。この冊子を作るにあたりメンバーが体調不良で集まれなくなったり、テーマが決まらず冊子の方向性が右往左往したりと終始あたふたしていた冊子づくりですが、この文章が読まれているということはある程度形になっているのだと信じます。出来る、出来ないがはっきりし過ぎていたために苦労を掛けましたが、それでも最後まで一緒に冊子を作ってくれた他二人のメンバー、見守ってくれたスタッフの皆さん、そして何よりも拙い文書を最後まで読んでくださった読者の方に感謝を。この冊子で、読んだ方の「やってみようが見つかる」ことを願って。
S (デザイン担当)
短い期間ではありましたが、様々な体験をさせて頂きました。ソフトの使い方の講義やチームでの話し合い、企業研修などを体験し、働くことへのイメージが以前よりも固まったと思います。今回のプログラムで関わったすべての方々に心から感謝いたします。ありがとうございました。
F
読んでいただきありがとうございます。途中で体調を崩して通えなくなった時期もありましたが、最後まで関われたことに安心しています。実作業は二人に任せきりになってしまいましたが、文章の調整などで参加させていただきました。ありがとうございます。サポステは失敗を笑って許しいてくれる場であり、経験から学べる貴重な場、そして同じ悩みを抱える仲間がいる場所です。プログラムを通して自分の得意なことが見つかったり、苦手なことがあってもどう対処すればいいのかをスタッフさんと一緒に考えることができます。とりあえずやってみるか、くらいの気持ちで参加してみてください。
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